興信所の費用相場はいくら?調査別の料金目安と安く抑えるコツ
「興信所に依頼したいけれど、費用はどれくらいかかるのだろう?」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。興信所の料金は調査内容や期間によって大きく変わるため、事前に相場を把握しておくことが大切です。
この記事では、調査別の費用相場・地域別/業者規模別の差・料金体系の違い・実例・追加費用のパターン・安すぎる業者のリスク・費用を抑えるコツまで網羅的に解説します。
興信所とは?探偵事務所との違いをわかりやすく解説
興信所とは、依頼に基づいて個人や企業の信用・身元・行動などを調査する民間機関です。「探偵業法」に基づき、各都道府県の公安委員会へ届出を行った上で営業しています。
よく「興信所と探偵事務所は何が違うの?」と疑問を持つ方がいますが、法律上の違いはありません。どちらも探偵業法の規制を受けており、行える調査内容も基本的に同じです。
ただし、歴史的な経緯から以下のような傾向があります。
- 興信所: 企業の信用調査や結婚調査に強い傾向
- 探偵事務所: 浮気調査や人探しなど個人向け調査に強い傾向
現在はどちらも幅広い調査に対応しているため、料金プランや実績で比較して選ぶのがおすすめです。
詳しくは「興信所と探偵の違い」も参照。
【調査別】[興信所の費用相場](/column/koushinjo-hiyou-souba)一覧
興信所の費用は調査内容によって大きく異なります。まずは調査種類ごとの相場を確認しましょう。
| 調査の種類 | 費用相場 | 調査期間の目安 |
|---|---|---|
| 浮気・不倫調査 | 20万〜100万円 | 1日〜1ヶ月 |
| 人探し・所在調査 | 10万〜100万円 | 数日〜数ヶ月 |
| 身辺調査・身元調査 | 15万〜80万円 | 1〜2週間 |
| 結婚調査(信用調査) | 15万〜50万円 | 1〜2週間 |
| 盗聴器発見調査 | 2万〜10万円 | 数時間 |
| 海外調査 | 50万〜300万円 | 2週間〜2ヶ月 |
| 採用調査 | 5万〜20万円 | 3日〜1週間 |
| ストーカー対策調査 | 10万〜30万円 | 数日〜2週間 |
以下、それぞれの調査について詳しく解説します。
浮気調査の相場|20万〜100万円
興信所への依頼で最も多いのが浮気・不倫調査です。費用に幅がある理由は、以下の要因が料金に影響するためです。
- 調査日数・時間: 短期間なら20万円台、長期なら100万円を超えることも
- 調査員の人数: 通常2名体制で、増員すると費用が上がる
- 対象者の警戒度: 警戒心が強いと調査の難易度が上がり費用も増加
- 事前情報の量: 行動パターンがわかっていれば調査時間を短縮できる
短期間でピンポイント調査ができれば20万〜30万円程度、長期間の行動調査が必要な場合は50万〜100万円程度が目安です。
人探し・所在調査の相場|10万〜100万円
行方不明の家族を探したい、音信不通の友人の所在を知りたいといった依頼です。費用は手がかりの量と鮮度に大きく左右されます。
- 手がかりが多く、行方不明から日が浅い → 10万〜30万円
- 情報が少なく、長期間経過している → 50万〜100万円以上
成功報酬制を採用している興信所も多く、着手金+成功時の報酬という二段階の料金体系になるケースがあります。
身辺調査・身元調査の相場|15万〜80万円
対象者の行動パターン・交友関係・生活状況などを調べる調査です。採用調査や取引先の信用確認にも利用されます。
- 身元調査(経歴・住所・勤務先等の確認): 15万〜30万円
- 身辺調査(数日間の行動観察): 40万〜80万円
調査日数が長くなるほど費用が増えるため、調査したい項目を明確にしておくことが費用を抑えるポイントです。
結婚調査(信用調査)の相場|15万〜50万円
結婚相手やその家族の素性を調べる調査です。本人の経歴確認だけなら15万円程度から、家族の状況まで含めると50万円以上になることもあります。
調査内容は主に以下の項目です。
- 職業・勤務先・年収の確認
- 借金やトラブルの有無
- 交友関係・生活状況
- 家族構成・親族の状況
盗聴器発見調査の相場|2万〜10万円
自宅やオフィスに盗聴器・盗撮器が仕掛けられていないか調べる調査です。他の調査と比べて費用は安価です。
- ワンルーム(20㎡程度): 2万〜3万円
- 一戸建て・広いオフィス: 5万〜10万円
機器が発見された場合の撤去費用が別途かかるケースもあるため、事前に確認しましょう。
地域別の費用相場の違い
| 地域 | 浮気調査相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 東京・大阪・名古屋 | 30〜80万円 | 業者数多く競争で安定 |
| 横浜・神戸・京都 | 25〜75万円 | 大都市並み |
| 地方主要都市 (福岡・札幌・仙台等) | 25〜70万円 | 業者数少なめ |
| 地方郊外 | 30〜80万円 | 出張費上乗せの可能性 |
地方ほど安いとは限らず、出張費・宿泊費が上乗せされることがあります。地元密着業者と都心の大手業者を両方比較するのが推奨。
詳しくは「全国料金相場ページ」も参照。
業者規模別の費用差
| 業者種別 | 浮気調査相場 | 強み |
|---|---|---|
| 大手探偵社 | 40〜100万円 | ノウハウ・全国対応・調査員多 |
| 中堅探偵社 | 25〜60万円 | バランス・地域密着 |
| 小規模事務所 | 15〜40万円 | 安価・柔軟 |
| 個人探偵 | 10〜30万円 | 最安だが質にばらつき |
「大手 = 安心」とは限りません。料金透明性・口コミ評価・実績を総合判断しましょう。
興信所の料金体系4つのタイプ
興信所によって採用している料金体系は異なります。主な4タイプを理解して、自分の状況に合ったプランを選びましょう。
時間制(1時間あたり1万〜3万円)
調査員1名の1時間あたりの単価で計算する料金体系です。調査日時や場所がピンポイントでわかっている場合に最適です。
- メリット: 短時間で済めば費用が安い
- デメリット: 想定より長引くと割高になる
- 目安: 調査員1名あたり1時間1万〜3万円(2名体制なら2倍)
パック料金型(まとまった時間でお得)
10時間・20時間・30時間などのまとまった調査時間をパックで購入する方式です。1時間あたりの単価が時間制より安くなるのが特徴です。
- メリット: 1時間あたりの単価が安い、複数日にまたがって使える
- デメリット: 時間が余っても返金されないことが多い
- 目安: 20時間パックで30万〜40万円程度
身辺調査など複数日にわたる長期調査に向いています。
成功報酬型(成果が出たときだけ支払い)
調査が成功した場合にのみ報酬を支払う方式です。主に人探し調査で採用されています。
- メリット: 成果が出なければ報酬部分は不要
- デメリット: 「成功」の定義があいまいなことがある、着手金は発生する
- 目安: 着手金10万〜20万円+成功報酬(総額の30〜50%程度)
「成功」の定義を契約前に必ず確認しましょう。定義があいまいだとトラブルの原因になります。
定額制(基本料金型)
3時間・5時間・1日など、一定の調査時間に対して固定料金を設定するタイプです。
- メリット: 費用の見通しが立てやすい
- デメリット: 早く終わっても料金は変わらない、延長は別料金
- 目安: 1日(8時間)15万〜25万円程度
初めて興信所を利用する方にとっては、費用が明確でわかりやすいプランです。
実例で見る興信所の費用
事例1: 浮気調査15万円 (30代女性・東京)
毎週木曜の20時以降にピンポイント調査依頼。事前情報伝達 → 2日で証拠取得 → 15万円で完了。
事例2: 浮気調査50万円 (40代女性・大阪)
行動パターン不明 → 20時間パックを選択 → 1週間で証拠取得 → 50万円。慰謝料200万円獲得 → 手取り150万円。
事例3: 結婚前調査25万円 (20代女性・名古屋)
婚約者の経歴と素行確認 → 1週間で完了 → 25万円。
事例4: 人探し80万円 (40代男性・東京)
行方不明の元妻調査。着手金30万円 + 成功報酬50万円 → 2週間で発見 → 80万円。
事例5: 盗聴器発見3万円 (30代女性・横浜)
ワンルーム1部屋検査 → 2時間で完了 → 3万円。
追加費用が発生する具体的ケース
「当初20万円のはずが50万円に」というトラブルが発生する原因:
| ケース | 発生する追加費用 |
|---|---|
| 延長調査が必要 | 1時間2〜5万円 |
| 遠方への移動 | 交通費・宿泊費実費 |
| 追加調査員の投入 | 1名追加につき1日3〜5万円 |
| 特殊機材使用 | 1日5,000〜30,000円 |
| 報告書追加作成 | 30,000〜100,000円 |
| 緊急対応 (深夜・休日) | 通常料金の1.5〜2倍 |
| 裁判用報告書整備 | 50,000〜200,000円 |
これらは契約時に「経費込み」か確認しないと、後から追加請求されます。
安すぎる業者のリスク
「1時間5,000円〜」「業界最安値」と謳う業者は要注意。実際のリスク:
- 表示料金が1名分のみ → 実際は2名で2倍の請求
- 経費別建て → 後から経費請求で総額3倍に
- 調査員の経験浅い → 失敗・バレるリスク高
- 報告書が薄い → 裁判で使えない品質
- アフターサポートなし → 追加調査拒否
「安かろう悪かろう」を避けるため、総額ベースで複数社比較が重要です。
詳しくは「悪質な探偵業者の手口」も参照。
興信所の費用を安く抑える4つのコツ
興信所の調査費用は決して安くありません。以下の4つのコツを実践すれば、費用を最小限に抑えられる可能性があります。
1. 調査日時・場所をできるだけ絞り込む
対象者の行動パターンを事前に把握し、「この曜日のこの時間帯が怪しい」と絞り込むことで、調査員の稼働時間を大幅に短縮できます。
2. 手持ちの情報をできるだけ提供する
対象者の写真・車種・通勤ルート・交友関係など、自分で把握している情報はすべて共有しましょう。情報が多いほど調査の効率が上がり、結果的に費用が下がります。
3. 複数の興信所で見積もりを取る
同じ調査内容でも興信所によって料金は異なります。最低2〜3社の見積もりを比較して、料金と調査内容のバランスが良い業者を選びましょう。
4. 不要な調査項目を省く
「とりあえず全部調べてほしい」ではなく、本当に必要な情報は何かを明確にしてから依頼することで、無駄な調査を省けます。
詳しくは「料金シミュレーター」も活用ください。
調査費用は浮気相手に請求できる?
浮気の慰謝料を請求する際、調査費用も損害賠償に含めて請求できるケースがあります。
認められる条件
- 探偵調査が**不貞行為立証に不可欠**だったこと
- 調査費用が常識的な範囲であること
判例の傾向
- 認容額: 慰謝料の3〜5割程度
- 全額認容例: 50万円規模の常識的調査費用
- 棄却例: 200万円超の過大な調査費用
詳しくは「浮気調査費用の請求」も参照。
見積もり時に確認すべき5つのチェックポイント
悪質な興信所に依頼してしまうと、追加料金を請求されたり、粗雑な調査で終わったりするリスクがあります。見積もりの段階で以下の5点を必ず確認しましょう。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 諸経費の内訳 | 交通費・機材費・報告書作成費は込みか別途か |
| 追加料金の有無 | 調査延長時の追加費用はいくらか |
| 調査員の人数 | 表示料金は1名分か2名分か |
| 成功の定義 | 成功報酬の場合、何をもって「成功」とするか |
| 探偵業届出番号 | 公安委員会への届出番号がHPや事務所に掲示されているか |
| クーリングオフ可否 | 8日以内の解約条件 |
| 重要事項説明書 | 探偵業法義務の説明書を提示してくれるか |
特に**「格安」を強調している業者**には注意が必要です。表示料金が調査員1名分だけで、実際は2名体制のため2倍の費用がかかるケースや、諸経費を後から追加請求されるケースがあります。
信頼できる興信所を選ぶポイントは以下の3つです。
- 探偵業届出証明書を確認できる
- 料金体系が明確で、追加料金の説明がある
- 調査実績や報告書のサンプルを公開している
よくある質問
Q1. 興信所の最低料金はいくらですか?
調査種類によりますが、盗聴器発見で2万円〜、浮気調査の半日張り込みで5万円〜10万円が下限。
Q2. 1時間あたりの単価相場は?
調査員1名で1万〜1.5万円、2名体制で2万〜3万円が一般的。
Q3. 興信所と探偵社で料金は変わりますか?
法律上の違いがないため、料金もほぼ同じ。業者規模や実績による差の方が大きい。
Q4. 成功報酬制が一番お得ですか?
ケースバイケース。着手金 + 成功時報酬の合計が時間制より高くなる場合も。総額で比較を。
Q5. 興信所の料金は分割払いできますか?
業者により対応異なる。クレジットカード分割対応業者もあるが、現金一括が原則の業者も多い。契約前に確認を。
まとめ
興信所の費用相場について、最後にポイントを整理します。
- 興信所と探偵事務所に法律上の違いはなく、料金や実績で選ぶのがベスト
- 浮気調査は20万〜100万円、人探しは10万〜100万円、結婚調査は15万〜50万円が目安
- 地域別では東京・大阪・名古屋が業者数多く価格安定
- 業者規模別: 大手40〜100万円、中堅25〜60万円、小規模15〜40万円
- 料金体系は時間制・パック型・成功報酬型・定額制の4タイプ
- 安すぎる業者は追加費用・粗雑調査・報告書品質低のリスクあり
- 費用を抑えるには調査日時の絞り込み・情報提供・複数社比較が効果的
- 見積もり時に諸経費の内訳・追加料金・調査員人数を必ず確認する
- 調査費用は慰謝料の3〜5割が判例で認容される
興信所選びで迷ったら、まずは複数社の料金を比較してみることをおすすめします。
料金が安い探偵社を探す
料金が安い探偵社を探すこの記事の執筆・監修
浮気調査・探偵業界の情報を独立した立場から検証・編集するチーム。料金プランの妥当性検証、口コミの信頼性審査、業界トレンド分析を担当。
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